参天製薬アレジオンLX点眼液の勉強会をしました。

参天製薬 アレジオンLX点眼液0.1%(R1年11月発売)勉強会

アレジオンLX点眼液

従来のアレジオン点眼液0.05%となにが違うのか?
→アレジオンLX点眼液0.1%の0.1%に注目!!濃度が2倍です。

現在発売されている抗アレルギー点眼液は1日4回の用法ですが、今回発売されたアレジオンLX点眼液0.1%は国内初の1日2回(朝、夕)、8時間持続型の抗アレルギー点眼液です。
防腐剤もフリーのため、コンタクトレンズの上からでも点眼が可能です。
※コンタクトレンズの上からでも点眼は可能ですが、かゆみ、充血などの症状がある場合にはコンタクトレンズではなく、眼鏡で過ごされることをお勧めしています。

※今年の山陰地方の花粉飛散予測は、大量飛散した2019年に比べると飛散量は減少し、平年並みに戻る見込みではあるが、花粉が飛ばなくなるわけではないので花粉症症状に悩まされる方は多くあります。

アレジオンLX点眼液が開発に至った理由…。

1日4回の点眼用法は就業、家事、就学時の点眼は困難、特に就学時においては昼、夕の点眼が特に難しいと言われている。
実際に抗アレルギー剤を1日4回用法通りに点眼できている方は全体の4%程度という統計が出ています。そのなかでも、かゆみの症状があるときに症状に合わせて点眼を少なく使用したり、多く使用したりされている場合もあると報告がありました。

※承認された用法・用量以外で点眼することは、副作用の発現につながる恐れや薬効が十分に発揮されない可能性があります。抗アレルギー剤点眼の1日4回(朝、昼、夕、および就寝前)点眼(1日2回点眼液の場合は1日2回(朝、夕)点眼)の用法・用量をきちんと守って点眼しましょう。

目のかゆみなどの症状に伴いQOL(生活の質)も低下することが分かっています。
かゆみを感じてからの点眼では遅い場合が多く、かゆみの発生抑制のために持続した点眼濃度、用法・用量の遵守が必要になってきます。
アレジオンLX点眼液%は従来発売されているアレジオン点眼液0.05%より濃度が2倍であり、効果の持続時間も8時間であるため、かゆみの発生抑制に有効であります。
濃度が2倍であるために、従来品よりかゆみの減少も早く実感できることが期待できます。
アレルギー初期療法として、かゆみが起こる前からの点眼開始が勧められています、点眼回数を減らすことで患者さんの負担も減り、かゆみの発生抑制が期待できます。

※アレジオンLX点眼は防腐剤フリーのため、副作用はほぼないと言われています。また、涙液に近いpH、浸透圧のため、点眼時に沁みにくい。という液性でもあり、患者さんが負担なく点眼継続できるように考えられています。