眼瞼下垂は、美容目的のみでなければ、保険診療で手術を行うことが可能です。視野の妨げなどによる、困難な日常生活を改善するための機能回復が第一の目的ですが、当院では多くの実績を持つ執刀医が、整容性にもしっかりと配慮して対応させていただきます。
また手術に不安がある方や、症状がひどくない方には、点眼薬「アップニーク®ミニ点眼液0.1%」による治療の選択肢もございます。 詳しくは当院医師またはスタッフまで、お気軽にご相談ください。

眼瞼下垂とは(概要)

狭くなった視野、見た目も老けて暗い印象に。さらにその肩こりや頭痛も、実は眼瞼下垂が原因かもしれません。

眼瞼下垂イメージ

眼瞼下垂とは、様々な原因で上眼瞼(上側のまぶた)の拳上(きょじょう。持ち上げること)が不完全で、目を開いた時に、上まぶたが正常な位置よりも下がっている状態を言います。黒目の上側が少し隠れる程度のケースが大半ですが、重度の場合は垂れ下がってきたまぶたによって黒目の半分以上が隠され、視界が著しく狭くなり、運転中や歩行中の事故にもつながる場合があります。

まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)は、まぶたの骨格(瞼板)と繋がっています。まぶたを上げる筋肉が収縮する力が骨格に伝わることでまぶたの開け締めが出来ます。
まぶたの骨格と筋肉は筋(腱膜)でくっついていますが、この腱が先天的な要因や、老化によって伸びたりする事で、筋肉の力が骨格へ上手く伝わらなくなり、まぶたが上がりづらくなる事が眼瞼下垂と呼ばれる症状になります。眼瞼下垂の腱を理解しやすく例えたのが「伸びきったゴム」です。
この場合は、伸びたりずれてしまった挙筋付着部を元の位置で固定する手術(保険診療)で対応します。

また、加齢や外的要因により、上まぶたの余剰な皮膚が下がってきて視界を妨げるケースもあります。この場合、眼瞼挙筋などのまぶた内部の構造には異常がないので、余剰な上まぶたの皮膚を切除する手術(保険診療)で対応します。

手術に不安がある、あるいは手術に不適応の方で、まだ軽度の眼瞼下垂の場合は、点眼薬「アップニーク®ミニ点眼液0.1%」(自費診療)での治療も可能です。

眼瞼下垂 程度の比較

眼瞼下垂の症状

眼瞼下垂となると、まぶたが上がりにくくなることから肩こりや頭痛を訴える人もいます。これは上がらないまぶたを無理に持ち上げようとすることで常に顔や全身が緊張状態となる事が原因です。まぶたの筋肉ではなくおでこの筋肉を使ってまぶたを持ち上げる事で額にシワがより実年齢より老けて見られる事もあります。まぶたが十分に開かない為、三白眼のような目となります。

更に眼瞼下垂が進むとまぶたが上げにくい事を自覚し始め、視野が狭くなった事、まぶたが重く感じる事などの症状を訴えられます。まぶたの状態が気になるようでしたら早めの受診をお勧めします。

眼瞼下垂 手術前と手術後の比較眼瞼下垂 手術前と手術後の比較

眼瞼下垂の原因

先天性眼瞼下垂

生まれつきの眼瞼下垂で、産まれてすぐから目が十分に開きません。その為視力が十分に発達しない事もあります。両眼は珍しく、大抵は片眼に症状が出ます。

後天性眼瞼下垂

多くの場合、後天性眼瞼下垂は加齢が原因となります。しかし病気由来の眼瞼下垂やコンタクトの使用によるもの、アレルギーに起因するものもあります。また、近年では発症年齢が若年化してきている傾向が見られます。

  1. 老人性眼瞼下垂(腱膜性眼瞼下垂)
    高齢者のほとんどに見られる加齢性の眼瞼下垂です。先述のようにまぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)と瞼板(まぶたの骨格)をつなげる筋(腱膜)が伸びた状態(伸びきったゴム)になることで、筋肉の力が骨格に伝わらず、まぶたが上がらない状態となります。
  2. コンタクトレンズによるもの
    コンタクトレンズを装用する際にまぶたを上げる筋肉を傷つけたり、まぶたを刺激する事で起こります。
  3. アレルギー症状(花粉症・アトピー性皮膚炎)を遠因とするもの
    花粉症などのアレルギーで目が痒くなり強く擦ることで筋と骨格が離れてしまう事があります。またアイメイクやつけまつ毛などを落とすときの慢性的な刺激も原因と考えられています。 メイクやまつ毛エクステ等を原因として最近では眼瞼下垂の若年齢化(30代~)が進んでいます。
  4. 他の疾患が原因で起こる眼瞼下垂
    糖尿病や神経の麻痺など病気やケガを要因とした眼瞼下垂もあります。
眼瞼下垂 程度の比較
眼瞼下垂 正常時との比較 眼瞼下垂 正常時との比較