眼瞼下垂手術
眼瞼下垂手術は一定の基準を満たし、美容目的のみでなければ、保険診療で手術を行うことが可能です。視野の妨げなどによる、困難な日常生活を改善するための機能回復が第一の目的ですが、当院では多くの実績を持つ執刀医が、整容性にもしっかりと配慮して対応させていただきます。
詳しくは当院医師またはスタッフまで、お気軽にご相談ください。
眼瞼下垂手術とは
保険診療で行える、日常生活の質(QOL)を高めるための手術治療です
眼瞼下垂の手術は、視野の狭窄などによって日常生活に支障をきたしている場合、国民健康保険や社会保険といった公的医療保険の適応となり、原則として3割(高齢者等の方は1〜2割)の自己負担で機能回復のための治療を受けることができます(※外見の好みの変更など、美容目的のみの治療は保険適応外です)。
手術によってまぶたの開きが正常な状態へと改善されると、単に「視野がぐっと広くなり、視界が明るく見えやすくなる」という直接的な目の機能回復にとどまらず、これまで下がったまぶたを無理に開けようとして、無意識のうちにおでこの筋肉(前頭筋)を酷使したり、顎を突き出すような不自然な姿勢をとったりしていた負担が一気に解消されます。これにより、眼瞼下垂に伴って多くの患者様を悩ませていた「おでこの深いシワ」「慢性的な眼精疲労」「頑固な肩こりや首の痛み」、さらには「緊張型頭痛」といった全身の随伴症状の大幅な軽減・解消が期待でき、毎日の生活の質(QOL)を大きく向上させられるという非常に多くのメリットがあります。

眼瞼下垂手術:術式の例
眼瞼下垂となった原因や症状によって手術の方法が異なります。
挙筋前転術
(きょきんぜんてんじゅつ)
まぶたを持ち上げる筋肉が伸びきっている事が原因の眼瞼下垂。「筋性眼瞼下垂・腱膜性眼瞼下垂」の方に適応となる術法です。
眉毛下/重瞼:余剰皮膚切除術
(びもうかよじょうひふせつじょじゅつ)
「偽性眼瞼下垂」(眼瞼下垂ではないがよく似た状態)と呼ばれる症状の方への術法です。他の眼瞼下垂とは違い、まぶたを持ち上げる筋肉や神経が原因ではなく単にまぶたの皮膚が余り、たるんで来ることで眼瞼下垂様の症状となっています。
この状態ではあまった皮膚を取り除くだけで改善する事があります。見た目が悪くならないように眉毛の下で切除する「眉毛下切除(びもうかせつじょ)」と二重の線で切り取る「重瞼線切除(じゅうけんせんせつじょ)」のふたつの方法があります。
前頭筋吊り上げ術
(ぜんとうきんつりあげじゅつ)
「前頭筋」と呼ばれるおでこの筋肉によってまぶたを持ち上げる事ができるようにする為の手術です。まぶたの筋肉の働きが弱い、神経麻痺がある、先天性の異常などが原因でまぶたを持ち上げる事ができない場合、おでこの筋肉から「ヒモ」を伸ばしまぶたを持ち上げる筋肉につなげる事でまぶたを上げます。
おでこの筋肉はもともとおでこにシワをよせる為の筋肉ですので、まぶたの筋肉とつなげてもあまりまぶたは開きません。しかし先天異常や神経麻痺などで筋肉への伝達ができない場合はこの方法しかありません。
眼瞼下垂手術を希望される方へ
1. 術前検査の流れ
- 眼瞼下垂の手術適応があれば、術前検査を行います(検査は予約制です)
- 検査内容は採血、心電図その他に必要な眼科検査を行います。
- 手術日程を決定し、来院時間は後日電話連絡します。
- 採血結果に異常があればかかりつけ医を受診していただき、手術可能か診察を受けて頂く場合があります。
- 抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を内服されている方は、手術中に出血しやすいため、手術の5~7日前から抗血栓薬の内服を中断が必要になります、内服の中断が可能かかかりつけ医への確認が必要になります。
2. 手術の流れ
- 手術は日帰りで行います。手術時間は両眼で1時間~1時間半かかります。
瞼の状態によって、時間は前後する場合があります。
- 手術の30分前から瞼に麻酔のテープを貼付したり、血圧測定、術衣への更衣を行っていただきます。
- まぶたの手術では、目の開き具合や、二重の位置、左右対称性などを確認しながら行うため、局所麻酔(部分麻酔)で行います。まぶたの皮膚に、細い針で、局所麻酔薬を注射します。注射の際には痛みを感じます。手術中にも痛みに応じて適宜、麻酔薬を追加注射します。
手術中はお話ができる状態ですので、不安なことがあったらいつでも看護師にお話しください。
手術の際には電気メスを使用しますのでジージー音がしますが、異常ではありませんのでご心配はいりません。
- 術後は30分間、クーリングしながら安静にしていただき、その後血圧が安定し、創部からの出血が無ければ帰宅となります。
3. 手術当日の注意点
- メイクはしてこないでください。
- 手術当日は、手術部位からの出血や、手術部位が腫れ視界が悪くなるため、車の運転ができません。公共の交通機関をご利用になるか、運転手の付添のもとご来院ください。
- 手術当日はシャワー浴での入浴ができます、翌日から入浴も可能になります。
4. 手術後の注意点
- 手術後は約1週間後に来院していただき、抜糸となります、抜糸は外来にて行います。(術後翌日からの消毒のための通院は必要ありません)
- 当院では手術部位の感染症の予防、清潔を保つために手術を受けられる患者さんへ「アイシャンプー」の使用を推奨しております。
「アイシャンプー」はヒアルロン酸からできた目の周りを清潔に保つシャンプーで手術前から使用していただき、術後も創部の清潔を保つための目的としています。
創部を清潔に保つことで、感染症の予防になるだけでなく、抜糸の際に創部が目ヤニや分泌物が付着しいると創部に使用した縫合糸と創部が癒着を起こし、痛みを生じるため、清潔に保つことで疼痛の緩和にも繋がります。
- 術後1週間程度は感染症予防のために激しい運動、眼の周りのお化粧は控えてください。また創部を強くこすることもやめてください。
- コンタクトレンズ装用再開についてはレンズの種類、傷の状態にもよってことなるため、医師にご確認ください。
- 術後は創部が腫れますが、数週間から約1か月で落ち着いてきます。約半年でほとんどの違和感は消失すると言われています。
- 術後半年は紫外線を避けるようにしてください(傷口が色素沈着しやすくなるため)。
5. 手術費用について
- 美容目的の眼瞼下垂以外であれば、保険診療で手術が行えることがほとんどですが、詳しくは医師までご相談ください。
執刀医紹介
眼瞼下垂手術のエキスパートが執刀します。
当院の眼瞼下垂手術の執刀は、岡山大学病院の形成外科の医師が担当しています。
保険診療で行える、日常生活の質(QOL)を高めるための手術治療です
眼瞼下垂の手術は、視野の狭窄などによって日常生活に支障をきたしている場合、国民健康保険や社会保険といった公的医療保険の適応となり、原則として3割(高齢者等の方は1〜2割)の自己負担で機能回復のための治療を受けることができます(※外見の好みの変更など、美容目的のみの治療は保険適応外です)。
手術によってまぶたの開きが正常な状態へと改善されると、単に「視野がぐっと広くなり、視界が明るく見えやすくなる」という直接的な目の機能回復にとどまらず、これまで下がったまぶたを無理に開けようとして、無意識のうちにおでこの筋肉(前頭筋)を酷使したり、顎を突き出すような不自然な姿勢をとったりしていた負担が一気に解消されます。これにより、眼瞼下垂に伴って多くの患者様を悩ませていた「おでこの深いシワ」「慢性的な眼精疲労」「頑固な肩こりや首の痛み」、さらには「緊張型頭痛」といった全身の随伴症状の大幅な軽減・解消が期待でき、毎日の生活の質(QOL)を大きく向上させられるという非常に多くのメリットがあります。

眼瞼下垂手術:術式の例
眼瞼下垂となった原因や症状によって手術の方法が異なります。
挙筋前転術
(きょきんぜんてんじゅつ)
まぶたを持ち上げる筋肉が伸びきっている事が原因の眼瞼下垂。「筋性眼瞼下垂・腱膜性眼瞼下垂」の方に適応となる術法です。
眉毛下/重瞼:余剰皮膚切除術
(びもうかよじょうひふせつじょじゅつ)
「偽性眼瞼下垂」(眼瞼下垂ではないがよく似た状態)と呼ばれる症状の方への術法です。他の眼瞼下垂とは違い、まぶたを持ち上げる筋肉や神経が原因ではなく単にまぶたの皮膚が余り、たるんで来ることで眼瞼下垂様の症状となっています。
この状態ではあまった皮膚を取り除くだけで改善する事があります。見た目が悪くならないように眉毛の下で切除する「眉毛下切除(びもうかせつじょ)」と二重の線で切り取る「重瞼線切除(じゅうけんせんせつじょ)」のふたつの方法があります。
前頭筋吊り上げ術
(ぜんとうきんつりあげじゅつ)
「前頭筋」と呼ばれるおでこの筋肉によってまぶたを持ち上げる事ができるようにする為の手術です。まぶたの筋肉の働きが弱い、神経麻痺がある、先天性の異常などが原因でまぶたを持ち上げる事ができない場合、おでこの筋肉から「ヒモ」を伸ばしまぶたを持ち上げる筋肉につなげる事でまぶたを上げます。
おでこの筋肉はもともとおでこにシワをよせる為の筋肉ですので、まぶたの筋肉とつなげてもあまりまぶたは開きません。しかし先天異常や神経麻痺などで筋肉への伝達ができない場合はこの方法しかありません。
眼瞼下垂手術を希望される方へ
1. 術前検査の流れ
- 眼瞼下垂の手術適応があれば、術前検査を行います(検査は予約制です)
- 検査内容は採血、心電図その他に必要な眼科検査を行います。
- 手術日程を決定し、来院時間は後日電話連絡します。
- 採血結果に異常があればかかりつけ医を受診していただき、手術可能か診察を受けて頂く場合があります。
- 抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を内服されている方は、手術中に出血しやすいため、手術の5~7日前から抗血栓薬の内服を中断が必要になります、内服の中断が可能かかかりつけ医への確認が必要になります。
2. 手術の流れ
- 手術は日帰りで行います。手術時間は両眼で1時間~1時間半かかります。
瞼の状態によって、時間は前後する場合があります。 - 手術の30分前から瞼に麻酔のテープを貼付したり、血圧測定、術衣への更衣を行っていただきます。
- まぶたの手術では、目の開き具合や、二重の位置、左右対称性などを確認しながら行うため、局所麻酔(部分麻酔)で行います。まぶたの皮膚に、細い針で、局所麻酔薬を注射します。注射の際には痛みを感じます。手術中にも痛みに応じて適宜、麻酔薬を追加注射します。
手術中はお話ができる状態ですので、不安なことがあったらいつでも看護師にお話しください。
手術の際には電気メスを使用しますのでジージー音がしますが、異常ではありませんのでご心配はいりません。 - 術後は30分間、クーリングしながら安静にしていただき、その後血圧が安定し、創部からの出血が無ければ帰宅となります。
3. 手術当日の注意点
- メイクはしてこないでください。
- 手術当日は、手術部位からの出血や、手術部位が腫れ視界が悪くなるため、車の運転ができません。公共の交通機関をご利用になるか、運転手の付添のもとご来院ください。
- 手術当日はシャワー浴での入浴ができます、翌日から入浴も可能になります。
4. 手術後の注意点
- 手術後は約1週間後に来院していただき、抜糸となります、抜糸は外来にて行います。(術後翌日からの消毒のための通院は必要ありません)
- 当院では手術部位の感染症の予防、清潔を保つために手術を受けられる患者さんへ「アイシャンプー」の使用を推奨しております。
「アイシャンプー」はヒアルロン酸からできた目の周りを清潔に保つシャンプーで手術前から使用していただき、術後も創部の清潔を保つための目的としています。
創部を清潔に保つことで、感染症の予防になるだけでなく、抜糸の際に創部が目ヤニや分泌物が付着しいると創部に使用した縫合糸と創部が癒着を起こし、痛みを生じるため、清潔に保つことで疼痛の緩和にも繋がります。 - 術後1週間程度は感染症予防のために激しい運動、眼の周りのお化粧は控えてください。また創部を強くこすることもやめてください。
- コンタクトレンズ装用再開についてはレンズの種類、傷の状態にもよってことなるため、医師にご確認ください。
- 術後は創部が腫れますが、数週間から約1か月で落ち着いてきます。約半年でほとんどの違和感は消失すると言われています。
- 術後半年は紫外線を避けるようにしてください(傷口が色素沈着しやすくなるため)。
5. 手術費用について
- 美容目的の眼瞼下垂以外であれば、保険診療で手術が行えることがほとんどですが、詳しくは医師までご相談ください。
眼瞼下垂手術のエキスパートが執刀します。
当院の眼瞼下垂手術の執刀は、岡山大学病院の形成外科の医師が担当しています。
目の病気に関しては、日本眼科学会にも分かりやすい解説がございます。どうぞご参照ください。


